「さて、そろそろ先に進みましょう。」
「その前にちょっと買い物しておいた方が良いかな。」
「買い物・・・ですか?」
「ここの街にも砲弾屋があるんだけど、とりあえずそのお店に行ってみて。」
「砲弾屋・・・そういえばこれまで一度も行ってませんでしたね。」
「砲弾屋って砲弾が買える店って事だろ?何かあんのか?」
「それはお店についてからの話って事で。」
「え〜と、通常砲弾と特殊砲弾があるそうなんですけど・・・これって何が違うんですか?」
「通常砲弾はそのまんまの意味で主砲に搭載する砲弾の方。
で、特殊砲弾っていうのは、戦車のシャシーに搭載する砲弾なんだ。だから特殊砲弾の搭載できる弾数は戦車によって違うわけ。
まぁ、これも改造で増やす事は出来るんだけどね。」
「えーと・・・、何か色々売ってるみたいなんですけど・・・」
「オススメはてっこうだんとえんまくだんかな。それをチハたんに適当に搭載しといて。」
「てっこうだん・・・徹甲弾ですよね?」
「多分ね。てっこうだんは敵にダメージを与える事が目的じゃなくて機械系の敵のパーツを破壊するのがメインなんだ。」
「パーツの破壊って?」
「敵が主砲を搭載してたら主砲を破壊したり、プロテクターを装備してたらそれを破壊したり。」
「じゃあ、えんまくだんは何に使うわけ?」
「それは前に買ったえんまくはなびと似たようなものじゃないでしょうか?」
「そだね。えんまくだんは敵の回避率と命中率を下げる砲弾なの。これも結構便利なんだよ。」
「なるほど・・・。それじゃパンターにも積んで―――」
「あ、ちょっと待った。
その2種類の砲弾はダメージを与えられる砲弾じゃないから、パンターに積むのはあんまりオススメは出来ないかな。
今のところパンターはダメージを与える主戦力だからね。」
「あ、そうなんですか・・・。じゃ、チハたんの弾装は16発なんで8発づつ搭載しておきます。」
「他の砲弾は買わなくて良いんですか?」
「他もあると便利って言えば便利なんだけど、そこまで無理しなくても良いかなって思って。
今は必要そうなものだけ買っていこうよ。」
「了解です。」
「ところで先に進むって、何かアテでもあんのか?」
「う〜ん・・・、アテと言えるかどうかは分かりませんけど、こんな情報がありまして・・・」
ある親子が爆薬を持って街から出て行ったそうです。
「なんだそりゃ?」
「私に聞かれても分かりませんよ。
ただ、街の人の多くがツマクって人の事を話してましたから重要な事だとは思うんですよね。」
「まぁね。RPGで街の人が話してるって事はそれなりに意味があるんでしょうし。」
「それはともかく、奥さんに逃げられた事と爆薬と何の繋がりもなさそうですが。」
「もしかしたら、裏にはこういう話があるのかもしれませんよ?え〜とですね・・・」
・
・
・
「おとっつぁん、大丈夫?」
「ゲホゲホ・・・、すまねぇなぁ。オレがこんな身体になっちまったばっかりに・・・」
「なんで時代劇口調?」
「なに言ってんのよ。それよりほら、ご飯にしよ。」
「スルーすんじゃないわよ。」
ガラッ(引き戸を開ける音)
「!!」
「おうおうおう、今日こそは金を返してもらおうかぁ!期限はとっくに過ぎてんだよ!」
「なんつー捻りの無い展開よ・・・。」
「待って・・・もう少し待って下さい!あと二日・・・いえ、五日だけで良いんです!」
「そう言って、もう十日も過ぎてんだよ!」
「つーか、なんで日にちを増やすんだよ。おかしいだろ、その譲歩。」
「素に戻っちゃ駄目ですよ。役に集中しないと。」
「ああ。そだな。で・・・どこまでやったっけ。」
「次はほら、劇の核心に入るところですよ。」
「おいおい・・・、打ち合わせくらいちゃんとやっときなさいよ。」
「しょうがねぇ。こうなったら娘を貰ってくしかねぇなぁ!」
「そーだなぁ!不謹慎だけどそういう設定じゃしょーがないもんなぁ!」
「ウフフフ・・・今はメイドブームだから高く売れるぜぇ〜。」
「あんたらまで劇に絡んでんのかい・・・。」
「そ、それだけは・・・それだけは勘弁してくだせぇ!明日には耳をそろえて返します!ですからそれだけは!」
「待てねぇっつってんだろ!」
「それじゃ今日のところはコレでなんとか・・・お願いします!」
「コレとは私の事ですか?物扱いとはどういう事ですか。」
「チッ、仕方ねぇ・・・。良いだろう、あと一日だけ勘弁してやる。
だが、明日までに金を用意出来てなかったら娘は貰っていくからな。」
「良いのかよ・・・。」
「分かりました。明日までには必ず・・・!」
「無視すんじゃねーよ、オメーら。」
・
・
・
「ふぅ・・・、なんとか時間は稼げたが・・・すまねぇ。オレが不甲斐ねぇばっかりに・・・」
「ううん、良いの・・・。もう・・・覚悟はしてるから。」
「諦めるこたぁねぇ。こうなったら、街を出るしかねぇみてぇだな・・・。」
「え?でも、その身体じゃ・・・!」
「心配いらねぇ。このTNT爆薬さえありゃあ、きっとおっ母ぁも見つけられ―――」
「ちょっと待て!
なんでそこでTNT爆薬が出てくんのよ!世界観がメチャクチャでしょうが!」
「だって、さっきの街の人の話でTNT爆薬を持って出て行ったって・・・」
「だからって時代劇にTNT爆薬は無い・・・て言うか、なんで時代劇なのよ!
つーか、劇が無駄に長いのよ!」
「これからが面白いところなんですよ?
二刀流のアスカさんが悪即斬で敵をバッタバッタと千切っては投げ千切っては投げ―――」
「知らないわよ!」
「それじゃ仕方ありませんね。今度は西洋風な感じの劇にしましょうか。」
「では、困窮の父娘の家に高利貸しの商人がやって来るという設定で行きましょう。」
「あたし、今度はヒロインが良いんだけど〜。」
「アンタが?」
「まぁ、物語には醜女がつきものだという話もありますし、別にいいんじゃないですか。」
「誰が醜女よ!」
ズズゥゥゥゥン(嫌な圧縮音)
「むぎゅ!」
「分かりました。それじゃ今度は私が商人の部下Aになりますね。」
「え・・・?あ・・・」
「お前なに落ち込んでんだ?」
「いえ・・・、なんでもありません。」
「ちょっと。私が商人の部下Bってどういう事よ?さっきと変わらないじゃない。」
「すみません。元々の配役が父、娘、その他しか無いもので・・・」
「仕方ねぇな。高利貸しの商人の役を譲ってやるよ。ある意味、主役クラスだぞ?」
「うれしくないわよ!」
「あたし達は現状維持でかまわないけどね〜。」
「あんまりやる事変わらなさそうだからね。」
「ホントにさっきと変わらないでしょうが!つーか、さっさとゲームを進めなさいよ!」
「でも、アスカさんの今度の役は、ヒロインを助ける通りすがりの王子様って設定ですよ?」
「んなもん通りすがるか!それより話を進めなさいって言ってるでしょ!」
「(´・ω・`)ショボーン」
「え〜と・・・、先に進むとしたら・・・とりあえず、前回戦車を探しに行った洞窟は覚えてるよね?
今度もそっちの方へ進んでいけば大体大丈夫だよ。」
・
・
・
「なんか・・・ビルが見えてきましたね。先に進もうにも道が無いみたいですし・・・」
「これはもう、このビルに入れって事だろうな。」
「ですね。でも、戦車では入れないみたいです・・・。降りて行ってみましょう。」
いきなり叫ばれてます。
「いきなり、キャアァァァァーッ!って言われても・・・何なんでしょうか?この人。」
「名前付きのキャラクターですから、それなりに特別な方なんでしょうけど。」
「どこかへ行ってしまいましたね。」
「追いかけましょう。今の状況だとイマイチ話が分かりませんし。」
「今時、ひええっ!は無いでしょうに。」
「今時って言うか・・・これ昔のゲームだからね。」
「いや、昔でも女の子がひええっ!はおかしいだろ。」
「あれ?お兄様ってもう少し色っぽい悲鳴とかが好みなんですか?」
「なんでそういう話になるんだよ。言ってねぇだろ、そんな事。」
「あん!来ないで!らめぇっ!とか?」
「バカ言ってねーでさっさと先に進めろ。」
「・・・・・。」
・
・
・
フリーザから逃げた父娘の片割れの様です。
「やっと話を聞いてくれるようになりましたね。」
「TNT爆薬を持ってったのって・・・このビルを爆破するためだったワケか。」
「ちょっと予想と違っちゃいました。」
「ちょっとどころじゃないでしょうが。」
「とにかく、コイツがフリーザで話に出てた連中みたいだな。なんか親父に手を貸してやってくれとか言ってるが・・・」
「こちらとしても先に進むには、手伝うしかなさそうですからね。」
「それじゃ、上にある端末でエレベーターを再起動させて移動だね。」
「移動って何階にです?」
「こういうのは最上階になにかあるのが相場ですからね。一番上から攻めてみましょう。」
「相場って、をい。」
・
・
・
「ツマクだ!って力説されても困りますよね。」
「まぁな。妻に逃げられたなんて力強く言う台詞じゃねぇし。」
「オレについて来いって言われても・・・なんか嫌よね。」
「なんか、このビルを爆破するって話になっちゃいましたね。
準備は良いか?と聞かれてるんですけど・・・」
「別に良いんじゃね?」
「ちょっとぉ、このビルの中にアイテムとかあるんじゃないの〜?」
「そうよ。爆破する前に散策しなさいよ。」
「え・・・?でも・・・」
「いいからやりなさい。」
「はい・・・。」
・
・
・
「ほら、やっぱり木箱があるじゃない。」
「でも、カギがかかってるそうですよ?」
「そんな時は前に手に入れたロックハッカーの出番だね。」
「それってただの空き巣じゃないですか。駄目ですよ、そんなの。」
「そんな堅苦しく考えなくても良いだろ。それにこのビルって壊しちまうんだから拾っといても良いんじゃないか?」
「だって・・・犯罪ですよ?お兄様を犯罪者にするわけには・・・」
「かまわねぇよ。第3新東京市に侵攻したヤツに今さら何言ってんだよ。」
「君が初陣で壊した初号機の修理に兵装ビルの補修・・・国が一つ傾くよ?」
「いや、アンタの方が無茶苦茶やってたから。」
「空き巣よりビルを破壊する方がよほど犯罪な気がしますが。」
「・・・分かりました。お兄様がそこまで言うのなら・・・」
「聞けよ、人の話。」
・
・
・
「あの・・・、他にも木箱があるみたいなんですけど・・・」
「拾っとけ拾っとけ。」
「金の延べ棒だって。一体いくらくらいするのかしら?」
「1000Gだったかな。」
「そこそこ良い値段ね。これからの資金にちょうど良かったじゃない。」
「・・・あんまり気が進みませんけど。」
「別に良いだろ。ビル爆破してこのまま埋蔵金にしちまうよりはよ。」
「散策が終わったらツマクに話しかけてはいを選択だよ。そうすれば話が進むから。」
・
・
・
「良かった。これで先に進めるようになりましたね。」
「うん。あとは道なりに進めばすぐに次の街が見えてくるはずだから。」
「は〜い。分かりまし―――」
「こんなに近いんですか?」
「うん。」
「ちょっと近すぎじゃない?」
「そーでもないよ。ほら、さっきのビルからは近いけどフリーザからは随分離れてるじゃん?」
「フリーザ・・・」
「どうしました?」
「どうしても違和感があんのよね、その名前。」
「そうでしょうか?少し考えすぎでは?」
「そういや嬢ちゃん、前もそんな事言ってたよな。」
「もしかしたら、アスカさんの前世ってフリーザさんに殺されちゃった人なのかもしれませんね。
え〜と・・・例えば・・・ベジータさんの父親の王様とか?だから、その名前に過敏に反応してしまうんですよ。」
「なんで男なのよ!て言うか、そっちのフリーザは漫画の話でしょ!
現実とごっちゃにすんじゃないわよ!」
「じゃあ、悟空さんのお父さんの方が良かったですか?」
「これで全てが変わる・・・!(中略)そして、貴様の運命も・・・!
これで・・・最後だぁぁぁぁっ!」
「そういう問題じゃないわよ!」
「格好良かったですよね。バーダックさん♪」
「下級戦士なのに戦闘力が10000近かったそうですからね。」
「ナッパより強ぇじゃん。どんな下級戦士だよ。」
「あ、あのさ・・・」
「大丈夫ですよ。ちゃんとゲームも進めてますから。」
「新しい街に着きましたけど、ここには何かあるんですか?」
「何かあるかもしれないし無いかもしれないし。とりあえずいつも通りの情報収集からだね。」
「分かってます。それでは少々お待ち下さい。」
・
・
・
「何かあった?」
「はい。とりあえず、この街にはてつのあなという戦車の改造屋があるって事です。
エンジンとシャシーの改造屋が両方あるので、改造したい時はこの街に来れば良さそうですね。」
「それだけ?」
「後は・・・、この街の近くにユゲという街がある事と、ここの人達は山賊におびえて暮らしているという事です。
それから山賊の情報を知っているという人がいるそうなんですが・・・」
「山賊さんの名前が分かってもあんまり意味が無い様な気がしますが、とりあえず情報という事で。」
「で、どこに居るんだ?そのワルゲリョってヤツは。」
「とりあえず、この街を出て先に進んでみましょう。ユゲという街があるそうですから。」
「装備とかは変えなくても良いの?」
「う〜ん。多分まだ大丈夫だよ。」
「では、出発しましょう。」
・
・
・
「あれ?入れそうなところが2ヶ所ありますね。」
「ユゲの方は街って言うくらいだから、左なんだろうがな。」
「では、とりあえず左の方の建物に向かいましょう。」
「なんか・・・、普通の街と雰囲気が違いますね。」
「そうね。音楽も違うみたいだし。やっぱり山賊がいるのかしら?」
「うん。一番大きな建物に行ってみて。」
白兵戦じゃないと戦えません。
「あ、三下のやられ役が出てきましたね。」
「三下って・・・まぁ、確かにやられ役っぽいけど。大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ。こっちにはルシアさんがいるんですから。それじゃ早速・・・」
・
・
・
辛勝・・・
「・・・・・。」
「けんた、死んじまったぜ。」
「私のせい・・・ですよね。ほとんど初期装備のままだったから・・・」
「それじゃ死ねって言ってる様なものだものね。」
「メカニックさん。あなたの死は無駄にはしません。」
「過去の人扱いかよ。」
「あ、ちゃんと生き返らせる方法はあるからさ。とりあえず、故郷へ帰ろうよ。」
「故郷・・・ですか?」
「そ。確か故郷の街の右上の方だったと思うけど・・・」
「あ〜・・・マッドなサイエンティストの人がいますね。」
「リツコさんですか?」
「アンタも命知らずね。実験材料にされても知らないわよ。」
「((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
「で、この爺さんは何なんだ?」
「タダで死んだ人を生き返らせてくれる人。全滅した時もここに戻ってくるから、一応覚えておいてね。」
「ささやき いのり えいしょう ねんじろ!」
「なにその死亡フラグ。」
「そこまでけんたが嫌いなのかよ・・・。」
「だってまだ謝ってもらってませんもん。何か一言欲しいですよ。」
「それムリだよ。だって仲間になったら滅多に喋らなくなっちゃうから。」
「ま、性格的に謝りそうなヤツでもなさそうだしな。」
「ところで、全滅したのにここに戻ってこられるんですか?一体どうやって・・・?」
「それは全滅してからのお楽しみって事で♪」
「楽しみじゃねーだろ。」
「とりあえず、けんたさんを生き返らせたら、またさっきの街の方へ移動だね。」
「ドッグシステムですよね。え〜と・・・あれ?」
「どうしたのよ?」
「ドッグシステムにユゲの街が入ってないんですよ。これは一体・・・」
「全部の街が登録されるってワケじゃないからね。とりあえずイル・ミグラの街まで移動かな。」
「分かりました。」
「イル・ミグラまで移動したら、また街から南下して。今度は小さな建物の方に行って欲しいんだけど・・・」
「だけど・・・?」
「建物の近くの砂地は地雷原になってるんだ。
だから、金属探知機でちゃんと調べて抜け道を通って行った方がいいよ。」
密かに地雷原になってます。
「地雷原・・・山賊のわりには用意周到なんですね。」
「山賊だからじゃないの?そういう連中って用心深いモンだし。」
「ま、とにかく中に入ってみてよ。そうすれば話が進むからさ。」
「はい。」
「これは・・・はいですよね?」
「そうだね。もっとも、どっちを選んでも結果は変わらないんだけどね。」
「いたぶったってほど、楽な戦いじゃなかったんですけど・・・」
「ま。気にしない気にしない。それよりも戦闘開始だよ?」
「そうですね。気を引き締めていかないと・・・!」
「それじゃ、今度の戦闘は毛色を変えていこうか。」
「え?」
「少し前に買った徹甲弾、それをワルゲリョに使ってみて。」
「はい。え〜・・・徹甲弾徹甲弾・・・と。」
→
徹甲弾 ∩( ・ω・)∩ばんじゃーい
「何発か撃ち込んでようやく破壊出来ましたね。」
「パーツが大破しているって・・・相手は何も出来なくなってしまいましたよ。これからずっとこうなんですか?」
「そうだよ。自己修復されるわけじゃないし。こっちとしては、後は主砲で攻撃するだけ。」
「なんか・・・ちょっと可哀想ですね。」
「なに言ってんのよ。敵なんだからぬっ殺しちゃえばいいのよ。」
「それはそうなのかもしれませんけど・・・。」
「装備を破壊しちまえば後は楽なんだな。あっさりと倒せちまったし。」
「こんな風に、こういう戦車とかの敵には徹甲弾が使えるんだ。これからも役に立つから覚えておいてね。」
「はい。」
「ゴメスって・・・誰なんでしょうか?」
「親分っつってるくらいなんだから、おおかた山賊の頭とかなんでしょ〜。」
「ここから先に進むにはワルゲリョが降りてきた船に乗ればオッケー。後は目的地まで勝手に進んでくれるからさ。」
・
・
・
「着いたは良いんですけど・・・これからどこへ行けば良いんでしょうか?」
「言っちゃって良いの?」
「あ・・・、え〜と・・・う〜ん・・・・・・はい、お願いします。」
「最近シルフェ達に頼りっきりよね、アンタ。」
「だって、いきなり広いところに放り出されたって分かりませんもん。何か手がかりが欲しいところなんですよ。」
「はいは〜い、それじゃヒントいくよ〜♪
ここから先に進むのにベストなのはとりあえず東。何はともあれとりあえず東かな。」
「東ですね。分かりました。」
「良かったぁ〜、街があって。」
「そりゃ、ヒント聞いたんだもの。何かしらそういうのがあるでしょ。」
「じゃ、とりあえず街に入ったらいつも通りに戦車の補給とか宿屋で休んだりとかしてね。
区切りも良いから、今回はここまでにしておこうか。」
「了解しました。」