「さて、それじゃ次に進みましょうか。」
「前はどこまで進めたんでしたっけ?」
「お尋ね者の半漁人さんを倒して、一度故郷に帰ったんですよ。
とりあえず、ポブレ・オプレの街までドッグシステムで移動しましょう。」
「んな、メンドーな事するくらいなら最初からポブなんとかって街で準備すりゃ良いのに。」
「駄目ですよ。故郷じゃないとお姉ちゃんが居ませんもん。ね?」
「俺を見るな。話を振るな。」
画像の多少の使いまわしは(ry
「さて、これからどうしましょうか。」
「アンタの好きにしなさいよ。行き先聞いてやってたんじゃRPGの醍醐味が薄れるでしょ。」
「う〜ん・・・。」
「西は故郷、東はもう行ったし、南は山脈だらけ・・・となると行き先はもう決まってるよね?」
「そうよねぇ。」
「故郷へ帰るんですよね♪」
「違うでしょ。北よ、北。」
「ラミエルさん、貴方は何が何でも故郷へ結びつけるつもりですか?」
「エヘへ・・・」
「そこは笑うところじゃありませんよ。」
「ちょっと待った。さっきの街の近くの山に奥に行けそうなトコが無かったか?」
「え?どこですか?」
「ほら、街のすぐ西だ。森になってて奥に道が続いてるっぽいだろ?」
確かに道が続いている様にも見えます。
「言われてみると確かに奥へ行けそうですね。それでは早速行ってみましょうか。」
「その前にやる事があるでしょ〜!」
「え?何かありましたっけ?」
「カエルのレースよ!レース!後でやりなさいって言ったでしょ!」
「あ、そういえばそんな話もあったわね・・・。」
「ギャンブルはあまり好きじゃないんですけど・・・」
「アンタの好き嫌いは聞いてないの。やりなさい。」
「・・・はい。それじゃ、とりあえず酒場へ移動しますね。」
「誰に賭ければ良いんでしょうか・・・?」
「やっぱりここはクレオパトラでしょ。あたしみたいな絶世の美女にはピッタリよね〜。」
「絶世の・・・美女?」
「待ちなさいよ。絶世の美女は私でしょ。アンタみたいな短足は引っ込んでなさいよ。」
「何よ、この寸胴!」
「なんですってぇ〜!」
「クレオパトラはあまり美人じゃなかったらしいですが。」
「うるさいわね!水を差すんじゃないわよ!」
ドガッザクッ(殴打刺殺音)
「ぎゅうっ!」
「で、誰に賭ければ・・・」
「クレオパトラよ!クレオパトラ!」
「わかりました。え〜と・・・」
「負けちゃいましたね。」
「負けちゃいましたね。じゃないわよ!連戦よ、次のレース!」
「え?もう、良いじゃないですか。話を先に進めましょうよ。」
「駄目!欲しがりません勝つまでは。よ!」
「それ使い方違うから。」
「分かりました。あと1回ですよ?」
「今度は誰に賭けるんです?」
「テスタロッタさんにしましょう。なんとなくテッサたんに名前が似てますし。」
ナポレオン2連勝
「終わりましたよ。さ、そろそろ行きましょう。」
「待ちなさい!まだよ!」
「まだだ!まだ終わらんよ!なのよ〜!」
「だって、仮に次に勝てたとしても元は取れませんよ?」
「ん〜、一応倍率は2倍だけじゃなくて3倍って事もあるから、絶対に元が取れないとは言い切れないんだけど・・・」
「それでも勝てる気がしませんよ。せっかくの賞金なんですからもっと大事に使った方が良いと思うんですけど。」
「いいからやりなさいよ!ほら、次のレースよ!」
「あ・・・」
「今度は誰にする?」
「クレオパトラに決まってるじゃない。ねぇ、ゼルエル様?」
「はぁ、まぁ・・・お任せします。」
「ちょっと待って、一番下のテスタロッタ、倍率3倍よ?」
「じゃあ、今回はそれで決まりね。」
「あの・・・、コントローラー返してください。」
「駄目!勝つまでやるのよ!」
「シィィィザァァァァァーーーー!」
「第二部好きなのかい?」
「ええ、まぁ。」
「第二部って・・・、何の話をしてんのよ・・・。」
「ああ〜!また負け〜?」
「何よこれ!壊れてんじゃないの!」
ゲシッゲシッ(機材を叩く音)
「あの・・・機械に当たらないで下さい。」
「さぁ、もう一戦よ!」
「次こそは勝ってみせるんだから!」
「もう止めてください。さっきから、あと一戦とか言って四戦目に突入しかけてますよ?」
「勝てないんだからしょーがないでしょ!」
「そうよ!勝たなきゃ気がすまないのよ〜!」
「アンタらはどこぞのギャンブル中毒かい。」
「このままじゃ間違いなく散財しちゃいます。
酒場のゲーム機にお金を貢いだって意味が無いじゃないですか。」
「確かにそうよね。この調子でやってたらお金無くなりそうだし。」
「無くなっても、どこからかお金を作って続けてると思いますが。」
「それがギャンブルなのよ〜!」
「そうよ!勝つか負けるかの真剣勝負なのよ!」
「そんなの負け確定に決まってるじゃないですか。さ、コントローラー返してください。話を進めるんですから。」
「あぁ〜。」
「ところでここからはどーすんだ?」
「さっき、おにいちゃんが言っていたところへ行ってみようかと。忘れちゃったんですか?」
「あ、すまん。本気で忘れてた。」
「山奥の一軒屋でしょうか。」
「そうみたいですね。とりあえず入ってみましょう。」
「おじいさんとおばあさんと、元ハンターの人が暮らしているところみたいですね。
これと言って、特に何も無いみたいです。」
「戸棚とかタンスを調べなさいよ。」
「調べません。ここの人達は静かに暮らしてるみたいですし、
そんな人達の家を物色なんてしたらそれこそ盗人じゃないですか。帰ります。」
「・・・・・。」
「すまなかったな。なんか無駄足させちまったみたいで。」
「良いんですよ。途中で戦闘もありましたから経験値とお金は増えてますから。それじゃ、戦車に乗って北へ行きましょう。」
「北へ行くなら、舗装された道路が見えてくると思うからそれに沿って進む様にね。」
「はぁ〜い♪」
・
・
・
「な・・・!爆発?」
「なにこれ?」
「大変だ!ピラが撃たれた!」
「C2、こちらマクナイト!KIA1名、ドミニク・ピラ、どうぞ!」
「何の話をしとるか。」
「だって、なんか雰囲気的にそんな気がしません?」
「しないわい。」
「何かと思ったら、巨大な大砲からの攻撃だったんですね。」
「こちらの攻撃の届かない遠距離からの砲撃・・・一応、戦術のセオリーではあるな。」
「私もやった事ありますからね。」
「そういえばそうらしいわね。私はよく知らないけど。」
「でも、こういうのは近付いてしまえば問題ないのでは?」
「そうでもないんだよね。キャノン砲にミサイルランチャーとガトリングガンが付いてるのは見える?」
「あ・・・、ホントですね。」
「どこかの砲撃バカと違って用意周到なのね。」
「誰ですか?砲撃バカって。」
「アンタに決まってるじゃない。遠距離攻撃しか出来ないくせに。」
「別に遠距離だけというワケでは・・・」
「ところで、装甲タイルがゼロになっちまってるんだが・・・なんだこれ?」
「さっきの砲撃の影響だね。携帯用のタイルパックがあれば戦闘前に貼る事も出来たんだけど。」
「もう遅いですよね。とにかく今の状況で勝つしか無いです。」
・
・
・
「なんとか勝てましたけど・・・」
「結構強かったよな。あちこち壊れちまってたみてーだし。」
「自走不能・・・思ったより酷いようですね。」
「とにかくステータス画面を・・・」
「あ、ちょっと待って。」
「なんです?」
「スタートボタンで戦車のステータスの一覧が見られるんだ。
普通に見るより、各項目で一度に見られるから何台かの戦車のステータスを見たい場合はそっちの方が便利なんだよ。」
「どれどれ・・・あ、ホントですね。じゃあ、早速ダメージを・・・」
「ニゴウキがあちこち大破してますね。だから動けなかったんですか。」
「その言い方引っかかるんだけど。壊れてんのはバギーでしょ。」
「だって名前はニゴウキさんですもん♪」
「るさい!なんかムカつく!」
「でも、動けなくてどうすんの?修理は?」
「とりあえずドッグシステムで街へ移動だね。
修理工場のあるところだから故郷かポブレ・オプレしかないんだけど・・・どっちにするかは聞くまでもないかな?」
「故郷に決定してますからね。さっそく帰りましょう、おにいちゃん♪」
「・・・誰がおにいちゃんだ。」
「でも、街の近くへ移動しても動けないんじゃどうしようもないんじゃない?」
「そこはそれ。とりあえず、けんたをニゴウキから降ろして・・・
サキエルはチハたんに乗った状態でニゴウキに重なって調べるのコマンドを選んでみて。」
「はい。え〜と・・・」
「へぇ〜、牽引なんて事も出来るんですか。」
「そ。これでそのまま修理工場へ持って行けばオッケーってこと。」
「修理工場?」
「サキエルさんの実家だよ。」
「それはそうなんだろうが・・・誤解を生むような言い方は止めてくれ。」
「ところで・・・今回はチハたんが動いてくれたから良いですけど、
もし二台とも動けなかったらどうするんです?」
「その時はレンタルタンクの出番だね。
街の近くまでドッグシステムで移動してレンタルタンクで牽引・・・それがベターだと思うけど。」
「なるほど・・・。」
「ドッグシステムが無かったら戦車を降りて一々レンタルタンクを借りにいかなきゃならないってワケね。」
「そうよね。ドッグシステムが無かったら一大事だったわね〜♪」
「・・・とりあえず街に入って、お父様に早速話しかけてみます。」
「何しにって・・・修理なんですけど。あれ?」
「どうしました?」
「選択肢が4つもあるんですよね。修理とお小遣いと引退と顔を見に来た・・・です。」
「修理はともかくお小遣いってのは?」
「おねだりですか?おにいちゃんもまだまだお子様なんですね。」
「それは俺じゃない。」
「あ、お小遣いってのは貰うんじゃなくて自分があげるほう。つまりお父さんへの親孝行ってとこかな。」
「そ、そうなんですか?おにいちゃんって意外と大人なんですね。」
「お前ワザと言ってるだろ。」
「あ、分かりました?」
「当たり前だ。」
「顔を見に来たってのは分かるけど・・・引退?」
「そ。引退。モンスターハンター家業を辞めるって事だよ。」
「モンスターハンターを辞めるって・・・辞めたらどうなるんです?」
「エンディングだよ。」
「え??」
「エンディング?選択肢選んでエンディング?」
「そういうゲームなの。あんまり気にしないで。」
「はぁ・・・、それじゃとりあえず顔を見に来たという事にしておきましょう。」
ツンデレ
「素直じゃないですね、おにいちゃんのお父様って♪」
「あら、あの人にも可愛いところはあるんですよ。みんな知らないだけです。」
「アンタ・・・、ひし形と気が合うのも無理は無い気がしてきたわ。」
「そんな・・・可愛いところがあるだなんて・・・ゼルエル様。」
「やっぱり見てる方は見てくれてるものなのね。」
「アンタらの事は言うとらんでしょうに。」
「とりあえず、戦車を修理して弾薬と装甲タイルの補給。
自宅で休んだらまたポブレ・オプレの街に移動してキャノン砲のトコを超えて先に進んでね。」
「もちろんこまめなセーブも忘れないでね。」
「はい。」
・
・
・
「先へ進んで・・・あ、何か建物がありますね。」
「やっぱり入るのか?」
「そうですね。どこにどんなヒントがあるのかは分かりませんし、とりあえず入ってみます。」
「やっぱりただの民家みたいだけど・・・」
「とりあえず話しかけてみましょう。」
なんだってー >ΩΩΩ
「わ、私・・・なんて事を・・・!」
「考えなしに行動するからよ〜。ホーッホッホッホ!」
「大事なキャノン砲を壊すなんて、盗人どころの犯罪じゃないものねぇ。」
「・・・・・。」
「ん〜、しょーがないよ。だって、キャノン砲を倒さないとこっちには行けなかったんだし。」
「でも・・・」
「気にしない気にしない。まさかまだ引退なんてするつもりはないよね。」
「はい。」
「だったら仕方ないよ。無差別に砲撃するキャノン砲にも問題はあるんだし。」
「そう・・・かしら?」
「ま、あんまり深く考えないで次の街へ行こうよ。」
「了解です。」
「結構、行き先増えちゃってますね。北と南と・・・近くの民家みたいなトコがあるみたいです。」
「で、またシルフェ達に行き先でも聞くわけ?」
「まずは近くの小屋に入ってみましょう。とりあえず近場から攻めていくのが一番かと。」
「ここは・・・トレーダーの皆さんのキャンプっぽいですね。」
「ああ、いつだったか似たようなトコに行ったことあったっけ。」
「何かめぼしいものでもありましたか?」
「戦車の装備屋と道具屋とインテリアショップというのがありましたけど・・・とりあえずはスルーしておきましょう。
そろそろ次の街があっても良い頃ですし。」
「やっぱり冷やかしですか。」
「人聞きの悪い事を言わないで下さい。店によるたび何か買っていてはお金が無くなっちゃいますよ?」
「そんな時はさっきのゲーム機で稼げば良いのよ。さっきのインテリアショップの隅にあったもの。」
「ご心配なく、その為のカエルレースです。」
「何、その転落人生・・・。」
「ギャンブルはしばらくやりませんよ。いつお金が必要になるか分からないんですから。そんな事より先に進みますよ。」
「あぁ〜。」
「ここは道を間違えると少し面倒だから先に言っちゃうね。北が正解だから北へ進んだほうが良いよ。」
「南じゃ駄目なのか?」
「駄目ってワケじゃないんだけど・・・う〜ん、やっぱり駄目かな。」
「どっちなのよ・・・。」
「まぁ、出来ることなら北を選んだほうがちょっとは楽かなって感じ?」
「それじゃ北にします。やっぱり少しでも楽な方が良いですもんね。」
「あ・・・、なんか街っぽいところに着いちゃいましたね。」
「街っぽいじゃなくて街なんじゃないの?」
「今度はこの街がしばらくの拠点になるからね。ま、いつも通り色々調べてみてよ。」
「はい。分かりました。」
・
・
・
「で、何か収穫はあったか?」
「え〜と・・・、この街にカエサルさんという人が居てその人と会ってみたんですけど・・・」
「なんか、某南斗聖拳のシンさんみたいな事を言ってるんですよね。
私としては俺の名前を言ってみろぉ〜!とか言って欲しかったんですけど・・・」
「何の話をしとるか。」
「俺は貴様の拳では死なん!俺は・・・さらばだ!ケンシロウ!」
「だから、ワケわからんって。第一、こんなの収穫でも何でもないでしょうが。」
「う〜ん・・・、一応、ポートスラムってところがこの近くにあるって事と
そこが少々危険だという情報はありましたよ。」
「あ、そうなの?わりと真面目に情報収集してんのね。」
「私はいつも真面目です。」
「どこがよ・・・。」
「他には何かあったか?」
「それはただいま調査中でして・・・今、三つ目の街に入ったところなんですが・・・あれ?」
「どした?」
「酒場に席が無かったんですが、席を作ってくれるという人が居たのではいを選んだんですけど・・・」
言ってません。
「何か雲行きが怪しくなってきちゃいまして・・・」
「案の定、戦闘に突入だね。」
「なんですか?この世紀末救世主伝説的な展開は。」
「ぃえ〜ひゃっひゃっひゃっひゃ!ここはとおさねぇぜぇ〜!」
「・・・アンタもひし形に話を合わせるのいい加減にしなさいよ。」
「でも、あまり強くないみたいですね。すぐに逃げてしまいましたよ。」
キザです。
「あら、これいつぞやのキザ男じゃない。」
「あ、ホントですね。
その節はお世話になりました。貴方のおかげで戦車を手に入れることが出来・・・」
「何の話をしてんのよ。」
「いえ、この間はお礼を言いそびれてしまったので・・・」
「なんだ?お前、ああいうキザ男が好みなのか?」
「別にそういうわけではありませんけど・・・」
「フッ・・・。」
「アンタ、なんでいきなり脈絡無く鼻で笑ってんのよ。キャラ変わりすぎでしょうが。」
「ゼルエルさん、分かりやすい人だね。」
「そだね。」
「そんな・・・かわいコちゃんだなんて・・・」
「アンタの事は言っとらん!」
「ちょっとテレちゃうわよね〜。」
「そうそう。なんかこういうの背筋が凍るって言うのかしら?」
「アンタらの事でもないし、日本語の使い方間違ってるし。」
「何か仲間にして欲しいって話になっちゃいましたけど・・・」
「またいいえでも選ぶわけ?」
「いえ。今度はちゃんとはいを選びます。」
「なんで?けんたと扱いがエライ違うんだけど。」
「だって仲間になりたいっていう動機が、強くなってまた戦いたいなんて某戦闘民族チックなんですもん♪
こちらとしても力になってあげたいって気持ちになりますし・・・こういう人、嫌いじゃないんです。」
「言ったはずだ・・・。オレはカカロットと戦いたいだけだと・・・。」
「だから、一々キャラ変えるの止めなさいって。」
「分かりやすすぎだよね。」
「ホントホント。」
「でも、この新しいルシアさんって人の職業は・・・ソルジャー?」
「白兵戦のプロだね。戦車とかの扱いよりは対人戦闘とかの方に長けてるんだよ。」
「ソルジャー、クラス1st、クラウド。」
「いや、そっちのソルジャーとは関係ないから。」
「思ったんですけど、エアリスさんって美人薄命を地でいっちゃいましたよね。」
「そうそう。まるで私そっくり。」
「そうねぇ〜。悲劇のヒロインなんてあたしと一緒だものねぇ〜。」
「アンタら、あらゆる意味で敵を作る発言すんじゃないわよ。」
「思えば、薄幸なヒロインって記憶に残りますよね。
ほら・・・え〜と・・・、某ガンダムのララァさんとかフレイさんとかもそうですし。」
「ララァはともかく・・・フレイは薄幸って言うのかしら?アレ、悪女系じゃないの・・・?」
「それにしても、新しく仲間が増えたは良いがまた車が足りなくなっちまったな。
話の流れからすると、これからポートスラムってトコへ行くんだろ?」
「ん〜・・・、その辺りはたぶん大丈夫だと思うよ。
とりあえず長くなっちゃったから今回はここまでにしておこうか。区切りも良いしね。」
「はい。分かりました。」