「シルフェ」
「伊藤の」
「ワクワクなつかしのゲーム攻略講座〜♪」
「なんか、そのつかみも今さらって感じなんだけど・・・」
「私は初めて見るけど。」
「あたし達は途中参加だものね。」
「なんとなくこういう雰囲気だっていうのは分かりますけど。」
「さ〜て、恒例となりました本コーナーも・・・え〜と・・・・・・・」
「どうしました?」
「何回目だっけ?」
「忘れてるのかよ・・・。」
「だって、まともにゲームの攻略するのって久しぶりなんだもん。」
「そういえば、ずっと対戦が続いてましたからね。」
「つーかさ、そういうのやるんだったら前回やるべきだったんじゃないの?」
「だって、前回は前回でそれどころじゃなかったし・・・」
「ああ・・・、そういえばそんな事もあったわね。」
「お2人とも、ケンカはもう駄目ですよ?」
「分かってるわよ。」
「ちょっとふざけただけだもの。でも、もうしないから安心なさ〜い。」
「私にとっては生きるか死ぬかの瀬戸際だったんですが。」
「ぬいぐるみでも死ぬって言うのか・・・。」
「そういえば、ゲストの皆さんも大勢になりました〜♪はい、拍手〜!」
「わ〜!」
「イエ〜!」
「え〜と・・・」
パチパチパチ(手を叩く音)
「・・・・・。」
「もう!皆さんもちゃんと拍手して下さい!」
「なんで、んな事をしなきゃならんのよ。そういう前フリはいいから、さっさと始めなさいよ。」
「そうそう。」
「あたし達だって暇じゃないんだからね〜。」
「はぁ〜い。」
「前回はここまでだったよね。」
「え〜と・・・、何の途中だったんでしたっけ?」
「戦車を手に入れたところまでだね。これからモンスターハンターとしてやっていこうかなってトコ。」
「モンスターハンターって、具体的に何をすれば良いんですか?」
「この世界では、普通にフィールドとかに出てくるモンスターだけじゃなくて
お尋ね者のモンスターっていうのが存在するんだ。お尋ね者なワケだから当然のように賞金もかけられているんだよ。」
「で、そういうお尋ね者のモンスターを倒していくのがモンスターハンターの仕事なの。
もっとも自由度が高いゲームだから、別に倒さなくても先には進めるんだけどね。」
「ホントに自由なのね。ぶっちゃけ他のゲームでいう中ボスみたいなモンでしょ?そのお尋ね者って。」
「そだよ。ま、どうするかはラミエル次第なんだけど。」
「では、モノは試しですから、お尋ね者を倒していく事にします。ところで・・・」
「なに?」
「そのお尋ね者っていうモンスターはどこにいるんですか?」
「そういうお尋ね者モンスターの情報がゲット出来るのがハンターオフィスってトコなの。この街だとメモリーセンターの奥だね。」
「( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー」
「ほら、壁にポスターが貼られてるでしょ。試しにそれを調べてみてよ。」
→
このように、ポスターを調べることで
賞金首モンスターの容姿と賞金を知る事が出来ます。
「今回のお尋ね者はお猿さんですか・・・。」
「でも、これだけじゃどこに居るのかまでは分かりませんね。」
「そこはほら、カウンターの向こうに人がいるからその人から情報を聞けば良いんだよ。」
「はい。え〜と・・・」
どこかの洞窟って・・・
「なによ、この適当過ぎる説明は。」
「これじゃ説明になってませんね。どこの洞窟なんでしょうか・・・。」
「答え言っちゃおうか?」
「あ、言っちゃ駄目です。こういうのはやっぱり自分で見つけた方が嬉しいですから。」
「つーか、手がかり無しでどーすんだよ。」
「みんな、よーく聞け。今回の容疑者はコイツらだ。」
「容疑者・・・?」
「火炎放射器を手にした見るからに凶悪な連中だ。
しかし、こいつらを野放しにしておくわけにもいかん。みんな、捜査を始めるぞ。」
「おい、ラミエル。」
「なんだ?ジーパン。」
「誰がジーパンだ。俺、ジーパンなんかはいてねーぞ?つーか、勝手に話を作るなよ。」
「そーよ。大体どこからそのネタ引っ張ってきたのよ。」
「ゴリさん。アンタなら分かってくれると思ってたんだが・・・」
「誰がゴリさんよ!脈絡無さすぎでしょうが!」
「だって、凶悪犯探しと言ったら刑事モノで決まりじゃないですか。」
「どこの決まりよ。」
「そうよねぇ。付き合わされるこっちの身にもなってほしいわよ。ねぇ、ゼルエル様?」
「え・・・?あ・・・」
「ゼルエル様、どうしたの?血のりなんか用意して・・・」
「いえ、なんでもありません。すぐに片付けますので・・・」
「まさか、なんじゃこりゃあぁ〜!とかやるつもりだったなんて言わないですよね?」
「・・・・・。」
「図星かよ・・・。」
「ゼルエルさんには血のりはいらないはずですよ。ボスの役をやってもらおうかと思ってたんですから。
ブラインド越しになにぃ?って言ってもらっていれば十分でしたので・・・」
「どこの芸人のネタよ。それに今さらどうでもいい事でしょうに。」
「でも、ゼルエル様がボスだったらひし形は誰の役なの?」
「山さん・・・。でも、もういいんです。企画倒れで終わっちゃいましたから。」
「う〜ん、そういうネタをやるなら殺人事件モノのゲームの時の方が良いかもね。」
「ポートピアなんとかとかオホーツクなんとかあたりが妥当かな?」
「そういう問題じゃないでしょ。つーか、メタルマックスはどこへいったのよ。」
「だって・・・一通り聞き込みはしてみましたけど、めぼしい情報が出て来ないんですもん。」
そういう話が聞きたいわけじゃなくて・・・
「なら、街に居てもしょうがないだろ。あとは足で稼ぐしかないだろうな。」
「あれ?もしかしてさっきの刑事モノのネタを引っ張ってくれてるんですか?」
「俺はそんな物好きじゃねーよ。単に話が進まないから提案してるだけだし。」
「そういう事にしておいてあげますよ。ありがと、お兄ちゃん♪」
「馬鹿!誤解されるような物言いをするな!」
「・・・・・。」
「どうしたの?ゼルエル様。」
「・・・・・おのれ、間男!」
「ちょ・・・!なにしようとしてんのよ、アンタは!」
「止めないでください!ここで起たねばいつ起つというのですか!」
「キレちゃったかな?」
「なになに?どういう事?」
「実はね・・・」
「ええ〜!そーなんだ!それでそれで?」
「かくかくしかじかで・・・」
「なーんだ!どうしてそういう事を先に言わないかな〜!あたしがいつでも相談に乗ってあげるのに〜!」
「何の話ですか?」
「あのね〜!ゼルエルがラミエルの事をね〜。」
「はい。」
「qあwせdrftgyふじこlp」
(・・・その事はどうか御内密に。)
(どーして?自分の気持ちはちゃんと伝えないと駄目だよ?)
(いや、まぁ・・・こういうのは本人次第でしょ?それに2人だけの問題でもないし・・・私らが口出す話じゃないわよ。)
(う〜ん、そういうモンかなぁ・・・。)
(まぁ、生暖かい眼で見守っていこうか。)
「で、こっから先はどーすりゃ良いわけ?」
「何が?」
「ゲームの話よ。グダグダやってたらいつまで経っても終わらないでしょ。」
「あの・・・さっきの話は?」
「知らないわよ。ほら、アンタがやらなきゃ話が進まないんだからさっさとしなさい。」
「はい・・・。では、とりあえずフィールドに出てみましょう。」
「そういえば、フィールドの音楽変わってませんか?」
「そうでしたっけ?」
「このゲームは、フィールドに画面が切り替わった時に戦車に乗っているか徒歩かで音楽が変わるんだよ。」
「ま、どうでもいい事だけどね。」
「で、これから当て所無く猿を探すワケですか。」
「サルサルサルサルサルサルサルサルサルゲッチュ〜!」
「ゲッチュ!」
「それ、ゲームが違うから。」
「ま、とにかく道なりに進んでみてよ。とりあえずは一本道だからさ。」
「は〜い。道なりというと北に向かうみたいですけど・・・あれ?」
上と右に行けそうです。
「分かれ道みたいですよ?」
「何を人事みたいに・・・やってのはアンタなんだからアンタの好きにしなさいよ。」
「だって、今は副砲がありませんからお猿さんとの戦闘に備えて通常戦闘も控えてるんですよ?
それに・・・もし、行き先が行き止まりとかだったら無駄になっちゃうじゃないですか。」
「おいおい・・・、それも含めてのRPGだろ?それに、そういうのってその無駄が楽しいんじゃないか。」
「影の薄い17号さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!」
「いや、そんなつもりは無いんだが・・・」
「そんな事はどうでもいいのですが。フィールドに止まったままでは話が進みませんよ?」
「あ・・・。」
「ヒント出そっか?」
「はい・・・。」
「そういうのを聞かないほうが面白いとか言ってたのは何処の誰よ?」
「だって・・・」
「え〜とね。どちらかがお猿さんの洞窟への道。確率は50%ってトコだね。」
「どっちなんです?」
「今回のお猿さんってどこかの洞窟にいるって話なのは覚えてる?」
「はい。」
「で、そういうところへ続く道って大抵は切り開かれてないよね。細い道だったり木が生い茂ってたり。」
いかにも、という道はどっちでしょう?
「ヒントじゃなくて答えそのままですね。」
「う〜ん・・・」
「答え聞いても分かってない人がここに居ますが。」
「仕方ないわよ。ラミエルって頭良くないし。」
「そうそう。ところでどっちが猿の居場所なの?」
「え?」
「もったいぶらないで、さっさと教えなさいよ〜!」
「話が進まないでしょ!」
「アンタらも分かってないのかよ・・・。」
「・・・右だろ、右。洞窟がありそうなのはあからさまにそっちだ。」
「どれどれ・・・あ!」
それらしい洞窟を発見しました。
「やったやった!洞窟ですよ、洞窟!」
「洞窟を見つけただけだというのに、どういう喜び方ですか。」
「ホントよね。まだ猿を倒したわけでもないのに。」
「一応、洞窟の中には普通のRPGみたいに木箱があってお宝が入ってたりするからね。」
「え、お宝!?」
「ひし形、残らず集めるのよ!」
「でも、副砲がまだありませんから・・・お猿さんを倒してからでも良いですか?」
「え〜!」
「駄目よ!片っ端から集めなさい!」
「はぁ〜い。」
「ま、ここの敵はあんまり強くないしレベル上げもさっきやってたから逃げるのに困る事は無いと思うよ。
それに、いざとなったら戦車から降りて戦うのも手だしね。」
謎の看板が・・・
「ところで、この洞窟の奥に本当にお猿さんが居るんですか?」
「言っちゃって良いの?」
「え?あ・・・、やっぱりいいです。」
「自分で聞いておいてなによ、それ。」
「それにしても、この看板って何なんですかね?」
また看板があります。
「またですね。」
「そこらへんに骸骨みたいなのがたくさんあるな。雰囲気的にこの先にボスがいてもおかしくねぇが。」
「あなたもその骸骨の仲間入りする事になるかもしれなくてよ?」
「そうよねぇ。ホーッホッホッホ。」
「いや、死ぬかもしれんのは俺じゃなくてこのゲームの主役なんだが。」
「ところでサハクィエルさん、それってフクロウのものまねですか?」
「違うわよ!なんで猛禽類のマネなんかしなちゃならないのよ!」
「今度は分かれ道に看板ですか・・・。これってどう見ても左に行けって意味ですよね。」
「これ、何かの罠じゃない?あからさますぎるんだけど。」
「でも、反対側の道は骸骨だらけですし・・・、矢印の方向には木箱もありますからそっちにします。」
あれ・・・('A`)
「あ・・・!」
落とし穴のトラップでした。
「まんまと落とし穴にひっかかったみたいですが。」
「アンタって、詐欺とかに引っかかりやすいんじゃないの?」
「あんなトラップに引っかかるなんて・・・私、馬鹿みたいじゃないですか。」
「みたいじゃなくてそのものでしょうに。」
「宝箱に誘われて罠にかかるなんて、アスカさんでもやらない行動ですよ・・・。はぁ・・・」
「なんで比較対照に私をもってくんのよ!」
「とにかく、いつまでもここには居られません。早く脱出した方が良いのでは?」
「そうですね。とにかく出口を探して・・・あ!」
お猿さんキター!!!
「お尋ね者の登場だね。」
「ビックリした〜!前の犬さんみたいに、事前に何かがあるとかは無いんですね。」
「そうだね。フィールドとかでも突然お尋ね者が出てくるなんて事もあるから、油断大敵だよ。」
「でもさ、ここに来るまでザコ戦逃げまくってたじゃない。そんなんで勝てるの?」
「今回は前の犬さんと違ってチハたんがいますから。お猿さんなんかに負けたりはしませんよ。」
「だと良いけど・・・」
「負けたらサキエル死んじゃうものね。」
「なんかすごく嫌な発言なんだが・・・」
「真っ先に負けた使徒だから仕方ないわよ〜。ほ〜っほっほっほ!」
「サハクィエルさん。本当にフクロウが好きなんですね。」
「人の話を聞きなさいよ!猛禽類は関係無いのよ!」
「ほら、∩(
・ω・)∩ チハタンばんじゃーいですよ?」
「いや、チハだからじゃなくて戦車だからでしょ・・・。」
「大体、一匹倒すのに主砲3発で倒せるからね。初期装備で十分な相手なんだ。」
「とにかく、やることも終わったし、あとは帰るだけだな。」
「結構、奥まで来ちゃったから帰るの大変なんですよね。」
「あれ?さっき倒したはずなのに、どうしてまたお猿さんが・・・?」
「ただの色違いのザコ敵だよ。」
「な〜んだ。てっきりさっきのお猿さんの亡霊が来たのかとばっかり・・・」
「なんでそういう回りくどいイベントを用意しなきゃならんのよ。ゲームの雰囲気と違うでしょうが。」
「ファンタジーものとは少しちがうRPGだからね。これ。」
「そういえば、さっきの木箱を開けておきましょう。え〜と・・・」
これで弾切れを気にせず戦えます。
「やったぁ!念願の副砲ゲットォ!」
「いや、嬉しいのは分かるけどそこまで感情込めんでも・・・」
「ちなみに落とし穴はそのままだからうっかり落ちちゃったりしないようにね。」
「大丈夫ですよ。サキエルさんを演じている以上、おバカな事は出来ませんし。」
「いつからそういう話になったんだ。名前使ってるだけだろ。」
「ま、チハたんもダメージ受けちゃってるから自分の家に帰った方が良いだろうね。
次の街へ行くにしてもちょっと遠いし。」
「なんか三歩進んで二歩戻ってる気がするけど・・・」
「そういうものなの。それに、途中で戦車が壊れて自走不能になったら困っちゃうし。」
「え?自走不能って?」
「言ってなかったっけ?」
「多分・・・」
「あのね。戦車の装甲タイルがゼロになってからもダメージを受け続けると戦車が損傷しちゃうんだ。
それでも損傷くらいならまだ平気なんだけど、大破とかしちゃうとその部分が使用不能になっちゃうんだよ。」
「よく分からないんだけど・・・」
「ん〜と、主砲が大破したら主砲が撃てなくなっちゃって、エンジンが大破したら移動できなくなっちゃって・・・って事。
ダンジョンの奥深くでエンジンとかが大破したらすごくめんどくさくなっちゃうから。」
「動けなくなったら・・・どうするんですか?」
「その時はその時で一応方法はあるんだけど・・・今の時点じゃ出来るかどうか分からないし。
とにかく出来る様になったらその時に教えたげるね。」
「それじゃ、とにかく自分の家に帰りましょうか。お姉ちゃんも待ってくれている事でしょうし。」
「なんで俺を見ながら言うんだ?」
「エヘへ・・・。」
「無意味に笑うな!」
→
ハンターオフィスで賞金が貰えます。ポスターにも変化が・・・
「ちょっと小金持ちになっちゃいましたね。」
「まぁ・・・ようやく四桁だものね。」
「じゃあ、後は弾薬と装甲タイルの補給と自宅に戻って休息だね。
今回は戦車も壊れなかったけど、壊れちゃってたりとかしたら修理もちゃんとしておいてね。」
「は〜い。」
「モンスターハンターとしての仕事の基本は今回みたいな感じかな。
それじゃ区切りのいいところで今回はここまで。街に帰ったらセーブも忘れないようにね。」