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「第四回戦はこちらのゲームになってます。」
「これはタカラさんから1986年に発売されたアクションゲーム、トランスフォーマーだね。」
「これってさ・・・アレ?」
「なによ、アレって。」
「いや、あんまり言いたくないんだけど・・・これ有名な
クソゲーって話だし。」
「そうなの?ちょっとラミエル、こんなので対戦なんて嫌がらせ?」
「そんなつもりは無いんですけど・・・」
「それ以前に対戦ゲームじゃねーだろ、これ。」
「そうですよねぇ。」
「いや・・・、なごやかに会話してる場合じゃないでしょ。いきなり出てきて誰よ、アンタ。」
「俺?サキエルだけど?」
「へ?なんでアンタが?」
「サキエルさんもゼントラーディの皆さんにお願いして擬人化してもらったんですよ。
そしたらこうなっちゃいました、テヘッ♪」
「テヘッ♪じゃないだろ、テヘッ♪じゃ。」
「人間なんていいモンなのかしら?」
「いや、俺は別になりたくてなったワケじゃねーし。ラミエルにムリヤリやらされただけだぜ?」
「裏切ったな!使徒の気持ちを裏切ったな!」
「ゼルエルさん。素が出始めてますよ・・・。」
「ま、あたしはこの脚線美があるから今のままで十分だけどね~。」
「さて、いつも同じパターンだと面白くないと思うので、今回はこれまでとはちょっと趣向を変えます。
どちらか先に1面クリアした方を勝者とさせていただきます。」
「は?」
「皆さん、このゲームについての知識ってあります?」
「あるわけないでしょ。こんな弾が見づらいゲームなんてやった事ないわよ。」
「そうよねぇ。こんな玩具販促アニメが元ネタのゲームなんて知るわけないじゃない。」
「あからさまに知ってるじゃないですか・・・。」
「アスカさんはどうです?」
「話で聞いたことがあるだけでやった事は無いわ。」
「では、とりあえずアスカさんは参加確定ですね。さ~て、後1人は・・・と。」
「残る使徒は俺とゼルエルくらいのもんだが・・・」
「・・・・・。」
「ゼルエルさ~ん、話・・・聞いてますか~?」
「お前、いつまでベルセルク熟読してんだよ。て言うか、なんでまだ3巻までしか進んでねーんだよ。」
「この頃のパックさんと今のパックさんってキャラが違いますよね。」
「そんな話、聞いてませんが。」
「だが、それが良い!」
「聞いてないってば。」
「そういえば、ベルセルクのキャラって徐々に変わっていくわよねぇ。」
「特にファルネーゼなんてその筆頭よね。」
「人は変わっていくものなんですよ。ほら、どこかの褐色肌の人
だってそんな事言ってましたし。」
「いや、それ褐色肌違いだから。」
「えーと・・・じゃあ、こっち
でしたっけ?」
「違うっての。」
「まぁ、それはさておき・・・
今回はアスカさんとサキエルさんの対戦という事で話を進めましょう。」
「なんでそーなんのよ?」
「だって、まだ対戦してないのはサキエルさんですし、ゼルエルさんはああですから。」
「そーじゃなくて、なんで私が確定なのかって聞いてんの。」
「使徒同士で対戦しても意味ありませんし・・・内ゲバでしょ、それ。」
「そういう問題じゃないわよ。」
「で、何?俺がやんのか?」
「そですよ。よろしくお願いします。」
VS
「さて、どちらが先にします?」
「私、先にさせてもらえる?」
「あれ?突然やる気が出たんですか?」
「逆よ、逆。こんなんさっさと終わらせたいだけよ。」
左端のカラフルなのが自機です。
「アスカさん、まだ操作方法の説明が終わってませんよ?」
「どーせ1面クリアするだけでしょ?説明なんか聞くまでも無いって。」
「でも、気をつけて下さい。その位置に立ったままだと・・・」
「何よ?」
どかーん
「即死決定ですよって言おうと思ったんですけど・・・
飛行機の襲撃を受けちゃうんで・・・。」
「もっと早く言いなさいよ!いつも遅いのよ、アンタは!」
「(´・ω・`)ショボーン」
「なんだ、今の?弾・・・見えたか?」
「いきなりだったんで僕は見逃しちゃいました。」
「このゲームの敵の弾は見づらいって言うか小さいからね。しかも白色だからここの背景だと少し被っちゃうし。」
「せっかく私が弾が見づらいって忠告してあげたのにね~。」
「人の好意を無駄にするなんてサイテーよねぇ~。」
「るさいわよ!」
「次は気をつけてくださいね。」
「アンタに言われんでも分かってるわよ!この私が同じ失敗するわけないでしょ!」
「これで失敗してたら大笑いなんですが。」
「るさい!」
ボスッ!(殴打音)
「むぎゅっ!」
「えーと、AボタンがジャンプでBボタンが攻撃で・・・」
「でも、本当に注意してくださいね。このゲームって狙い済ましたかの様に―――」
どかーん
「・・・・・。」
「敵が突っ込んでくるって言おうと思ったんですけど・・・」
「遅いっつってるでしょ!ヒント出すならもっと早く言いなさいよ!」
「さっきも思ったんだけど、爆発した時の飛び散り方が花火みたいよね。」
「ヘッ、きたねぇ花火だ。」
「それはキュイさんを木っ端にした時のベジータさんの台詞だね?」
「あ、分かります?なんかベジータさんって某Aさんそっくりですよね?
自信過剰でプライドが高いところなんか特に。」
「誰が某Aさんよ!失礼しちゃうわね!」
「一応、自覚はしてるんですね・・・。」
「今の飛行機・・・突っ込んでくるスピードが速すぎやしないか?」
「そうねぇ。でも、避けられないスピードじゃ無いと思うけど。」
「どうやら完全な覚えゲーみたいですね。何度もやらないとクリア出来そうにありませんよ。」
「と言う訳で、アスカさんの残機は1機になっちゃいましたけど・・・」
「む・・・」
「この調子だとまた瞬殺かしら?」
「ちょっと、ひし形。なんか方法ないわけ?」
「あら、人に頼るの?さっきの威勢はどこへいっちゃったのかしらねぇ?」
「人じゃないでしょうが。」
「・・・そうですね。確実に誰でもクリア出来るワケではありませんが、
変形してみるのも1つの手段ではないかと思います。」
「変形?」
「元ネタが変形ロボットもののアニメですからね。名前は忘れましたけど、この自機も変形出来るんですよ。」
「変形って何に?」
「えーと・・・、正確に言うと乗用車運搬用の大型トレーラーです。
ちなみに変形はロボット形態の時は十字キーの下、逆にトレーラー形態の時は十字キーの上で行います。」
「と、トレーラー?
いや、そういうのじゃなくて・・・戦闘機とか、もう少し役に立つモンじゃないわけ?」
「トレーラーさんは役に立ちますよ。自動車の運搬に最適じゃないですか。」
「はしる~はしる~はたらく、くるま~♪」
「じどうしゃいっぱい はこべる カーキャリア~♪」
「カーキャリア!」
「ちょ・・・、アンタらのキャラが少し分かんなくなってきたわ。」
「で、トレーラーになると何か利点とかあんのか?」
「ロボット形態で出来たジャンプが出来なくなります。」
「それは利点じゃないような・・・」
「そのかわり、前方向へ爆弾での攻撃が可能になります。
ロボット形態でも前方向への攻撃は出来るんですけど、機体が大きいから地面を這うように進んでくる敵には当たらないんですよ。
爆弾はそういった地面の敵に対処するのに使ってください。」
「で、その爆弾って強いわけ?」
「いえ・・・、あんまり。
それに、前方に放物線を描いて飛んでいきますから、当てるのにも少々コツがいるんです。
一定時間、着地点に爆風が発生してそれにも当たり判定がありますから、うまくつかえば良いんでしょうけど・・・。
やっぱり慣れるまでは大変かと思います。」
「コツがいるのかよ・・・。」
「そういえば前も爆弾の使い方にコツがいるって話があったわよね。」
「そうそう、確かスカイキッドの時の話だったかしら。」
「あなたが負けたときの話ですか。」
「うるさいわよ!」
ザクッ(刺殺音)
「ぎゅむっ!」
「・・・お前、学習しないのか?そのうち細切れになるぞ。」
「1面に限って言えばぶっちゃけ変形した状態で慎重に進めばクリア出来るんですよ。
車高が低くなりますから、空の敵・・・特に戦闘機の攻撃はほとんど気にしなくてよくなるんです。」
「どーしてそういう事を最初から言わないのよ!」
「だって・・・、説明する前にスタートしちゃってたじゃないですか。」
「む・・・。」
変形して飛行機の特攻を避ける図
「あら、ホントに当たらないのね。」
「はい。あと、説明の補足として
一応、念のために言っておきますけど変形中は無敵とかじゃありませんからね。
点滅してますけど敵の弾に当たったりしたらドカーンですから気をつけて下さい。」
「え、そうなの?変形に結構時間かかってたけど・・・」
「当たっちゃ駄目ですよ。変形する時にも常に注意を払うようにして下さいね。」
「ところで、ヘンなのが居るんだけど・・・なにこれ?」
ロケットみたいなのが上下してます
「上下に動くヘンな敵ですね。」
「それ、よく分からないんですけど弾を当てると動きが止まるんです。
止まっている間は接触しても大丈夫ですから、その間に通り過ぎちゃって下さい。」
「ふ~ん・・・て・・・・え!」
戦車登場
「ちょ・・・!なんでいきなり出てくんのよ!」
「そりゃ、敵ですから。」
「ジャンプ・・・は出来ないんだったっけ。どうすれば・・・」
「爆弾があるでしょ。」
「あ、そ・・・そうね。爆弾爆弾・・・」
「このゲーム、敵によっては攻撃1回当てただけじゃ倒せないんだよね。」
「ロボットに変形して突撃してきますからね。」
「自機の方は一撃で即死なのに、なんで敵の方を優遇してんだか・・・」
→
('A`)?
「へ?」
爆弾、すり抜けちゃいました(´・ω・`)
「ゲームオーバーに・・・なっちゃいましたね。」
「ちょっと!私はちゃんと爆弾で攻撃したわよ!なんで当たんないのよ!」
「近すぎただけじゃないですか。」
「前にたけしの挑戦状でもあったけど・・・似たような現象だよね。」
「あの・・・接近された状態だと爆弾は当てづらいんです。
爆弾を使う場合、直接当てるというよりは弾着の爆風で倒すような使い方の方が確実なんですよ。」
「どーしてそういう事を先に言わないのよ!遅いっての!」
「(´・ω・`)ショボーン」
「次は俺の番か・・・。こんなのクリア出来んのか?」
「1面なら可能性はあると思いますよ。途中に穴があるとかジャンプの必要があるとかはありませんから。
さっきも言いましたけど、変形して慎重に進めば1面ならクリアは可能なんです。」
「慎重に・・・ねぇ。ま、やるだけやってみるけどな。」
「サキエル~!負けんじゃないわよ~!」
「そうよ!ここで負けたら私達の負けになっちゃうんだからね!」
「いや、んな事言われてもクリアできるかどうかなんて分からんし・・・無理なモンは無理だぞ?」
「でも、サキエルさんって堅実ですよね。少し進んで爆弾投下で着実に進んでますよ。」
一日一歩、三日で三歩
「む・・・、ホントにちゃんと進んでるのね。」
「今回、得点は関係ありませんけどすでにアスカさんの点数は抜かれちゃってますからね。」
「関係ねーのか。ならさっさと進んだ方が良い・・・って、これは・・・!」
前門に虎、後門に狼
「これ、どうすりゃ良いんだ?・・・て、聞いてる暇もねーか。」
「爆弾は?」
「無理だな。このタイミングじゃ嬢ちゃんと同じになっちまうだろ。」
「サキエルさん!変形してジャンプで避けてください!戦車の動きは遅いから―――」
「よし、変形してジャンプ―――」
→
いつの間にか絶妙なタイミングで飛行機が・・・
「って、ちょっと待て!」
どかーん
「見事に特攻されてますが。」
「おいおい・・・、こんなん有りなのか?」
「ちょっとぉ~、ラミエル~。どんなアシストしてんのよ~。」
「あ、あの・・・急に飛行機が来たから・・・」
「そんな古いネタで言い逃れするんじゃないわよ。」
「(´・ω・`)ショボーン」
「あれはしょーがないわよ。あんな状況じゃ他に方法なんて思い浮かばないし。」
「ま、しゃーねーよな。次に期待するか。」
・
・
・
「今回は順調ですね。」
「まーな。同じ失敗なんかしたくねーし。」
「その空飛ぶエビさんにも気をつけてくださいね。狙い済ました様にスナイプしてきますから。」
「ああ、もうされてるし。つーか、弾速いよな。」
今回は順調です。
「そういえば、このゲームに何かアイテムとかって無いのか?」
「え~と・・・一応ありますよ。
斜め方向に弾が撃てるようになったりとか、バリアがあったりとか、ジャンプした時の特性が変わったりとか、残機が増えたりとか。」
「なんだ、そういう便利そうなのがあるんじゃない。」
「でも、この面だと飛行機の敵を倒さないと出てきませんからね。
敵を倒してアイテムを取るリスクを考えると・・・今回のルールだとあまりオススメは出来ません。」
「あれ?なんかスクロールが終わっちゃいましたけど・・・」
「あ、ボスとの対戦ですね。おめでとうございます♪」
→
念願のボスとご対面
「なに、このちっちゃいデススター。」
「デススター言うんじゃないわよ。」
「じゃあ、ディスラプターかしら?」
「なんでアンタらがそんな事知ってんのよ・・・。」
「で、これどーすりゃ良いんだ?」
「下から回って垂直に撃ってください。いかにも弱点ですよって感じで光ってるところが弱点ですから。」
→
意外とあっさり倒せます。
「あ、やったやった!1面クリア出来たじゃない♪」
「ホントだ。やってみると意外となんとかなるもんなんだな。」
「・・・て、なんで私が喜ばなきゃならんのよ。」
「サキエルさん、おめでとうございます♪」
「やってみて分かったんだけど・・・このゲームって、難しいけど操作性は悪くないよな。」
「そうなんですか?」
「そういえばそうね。ちゃんと思ったとおりに動いてくれたし。」
「あっという間にゲームオーバーしてましたけどね。」
「るさい!」
ボスッ(殴打音)
「むぎゅっ!」
「ま、とりあえず今回は俺達の勝利なワケだな。」
「サキエルのくせに意外とやるじゃない。」
「ま、ゼルエル様には遠く及ばないけどね~。」
「何が及ばないのかよく分からんが・・・」
「だって、登場早々EVAに殺されちゃってたじゃない。」
「ね~。」
「いや、それアンタらも同じだから・・・」
「それではサクサクと決勝戦にいってみましょ~♪」
「その無駄に高いテンション止めなさいよ・・・。」