第六話 決戦、第3新東京市

 

 

24 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの [sage] 投稿日: 2005/11/24(木) 14:14:29 ID:???
第六話「決戦、第三新東京市」

第伍使徒の一撃でノックアウトされたシンジと初号機。
攻守ともにほぼパーペキな空中要塞とも言うべき使徒を前に
ミサトが考えだしたのは、相手の有効射程すら上回る超長距離からの
荷電粒子砲による狙撃作戦だった。

一方、気絶していたシンジが目覚めると…横に居たのは
病院食を口いっぱいに詰め込んで、ほっぺをリスの様に膨らませたレイだった。

シンジ「…」
レイ「えっとあのその!明日午前0時より発動されるヤシマ作戦のスケジュールを
伝えます! 碇、綾波の両パイロットは本日イチナナサンマル、ケージに集合!
イチハチマルマル、初号機および零号機起動!イチハチマルゴー、発進!
同サンマル、二子山仮設基地到着!以降は別命あるまで待機!
明朝日付変更と同時に、作戦行動開始!」
シンジ「…」
レイ「…シンちゃんの分もあるよ!ほらほら!」

がちゃがちゃと食事を取り出すレイ。
もりもりと食欲が低下していくシンジ。

レイ「慌ててその格好でこないでね!さよならー!」

去り行く姿は風のよう。
だが、自分がマッパだというのに、羞恥心の欠片も涌かないのはなぜだろう?
なんとなく切ない気持ちになりながら、食事に手をつけ始めるシンジ。
 
25 名前: 名無しが氏んでも代わりはいるもの [sage] 投稿日: 2005/11/24(木) 14:21:37 ID:???
作戦開始直前、刹那の空白。

シンジ「綾波は、なぜこれに乗るの?」
レイ「絆だから」
シンジ「絆?」
レイ「うん、絆!」
シンジ「父さんとの?」
レイ「みんなとの!」
シンジ「…強いんだね、綾波は」
レイ「えへへ!でも、シンちゃんもきっとそうなるよ!」
シンジ「僕もそうなる…できるのかな?僕に」
レイ「シンちゃんならできるよ!…あ、時間だ。じゃ、また後でね!」

どこか照れた笑みで走り去るレイを見送るシンジ。


過粒子砲は第伍使徒を貫き、絶命せしめた。
だが、砲手だった初号機を守った零号機は、反撃の粒子砲を浴びて大破。

シンジ「綾波!綾波!」
加熱したハッチを、手が焼けるのも構わずにこじ開けるシンジ。
シンジ「綾波!大丈夫!?綾波!」

レイ「…お腹すいた…」

ザ・台無し。

 

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