「さて、次のお題はこちらです。」
総理辞任劇について(TAKE2)
「TAKE2ってなんだ?」
「ニュースとか見てないんですか?最近それ一色な話題ですよ。」
「いや、そうじゃなくて・・・。」
「世間では色々言われていますが的外れなものが多いです。
総理が投げ出したとか無責任だとか・・・まぁ色々。よくあそこまでネガティブな方向にしか受け取れないのか本当に不思議です。」
「おい、なんか軽いデジャヴを感じるんだけど・・・」
「少し違いますよ。今回の辞任は総理の責任感ゆえの辞任。
そして、辞任する以外に今後の日本の舵取りを成功に導く術はないと判断したのでしょう。」
「おい、だからな・・・」
「今回の福田総理の辞任には外交問題も含まれています。
少しは有名になったと思いますが、え〜・・・正式名称は恐ろしく長いのでテロ特措法と呼称します。
それに関わるインド洋への自衛隊派遣を継続させる方法を模索した結果、総理は辞任されたのです。」
「話を聞け!なんで前回と言ってる事が一緒なんだ!」
「だって、辞任の理由は前回と似たようなものでしょうし本人も言ってます。局面を打開する為に辞めると。」
「だからって言ってる事同じでどうすんだ。少しは変えろよ。」
「総理の職を続けるだけが責任感ではありません。
今回は自衛隊のインド洋派遣を継続させなければえらい事になりますから、何が何でも自衛隊の派遣継続をさせなければならないのです。
安倍総理が総理の職を続けて、派遣継続させる事が出来れば良いのですが
継続させる事が出来なかったらどうするつもりですか?出来ませんでした、ごめんなさいでは済みませんよ?」
「説明を変えろ!手抜きにも程があるだろ!」
「総理は辞める時、某野党党首との会談が実現しない事を理由の一つに上げていました。
それも当然の話で、テロ特措法の延長にしろ、新法制定にしろ、自衛隊の派遣を延長させるには野党の協力が必要だからです。
しかし、福田総理も大変ですね。
野党が話し合いに応じないという本当の事を説明しただけで責任転嫁と言われてしまって。」
「責任転嫁だろ?」
「・・・法案を通したいのに話し合いに応じないのではどうにも。これ、一年前と同じ構図ですよ?」
「でも、前回の法案通してから一年も時間があったろ。何もしなかったんじゃ批判されるだろうに。」
「たしか、自衛隊の派遣に国会の承認がいらないようにする法案を通そうとする動きもあった気がしますよ。
野党が当然反対していたとは思いますけどね。」
「で、それが総理の辞任と何の関係があるんだ?」
「テロ特措法に限った話ですと、テロ特措法の延長には国会の承認が必要です。
国会の承認ですから衆院・参院で承認される必要がありますが、前回の選挙の惨敗から参院では不承認となります。
それでも衆院で再議決という方法が残されていますが、今回の国会では時間が足りません。
つまり、派遣延長は不可能であり、自衛隊は撤退させなければならなくなってしまうという事です。」
「いや、それでも前回通ったろ?」
「前回は上記の通り説明したのですが、国会って延長の後で再延長出来るんですね。
その事知らなかったので前提が狂っちゃってました、テヘッ☆」
「テヘッ☆じゃない!テヘッ☆じゃ!」
「まぁ、今回の肝も自衛隊に関することですし野党が話し合いに応じないのが原因ですし
マスゴミは相変わらず印象操作ばかりの駄目っぷりですし・・・まぁ、良いんじゃないですか?」
「いや、良くないだろ。」
「それにしても、参議院を野党に握られている弊害がここまで出てくるとは・・・頭が痛くなってきますね。」
「与党がどっちも握ってるよりは健全な気がするんだが。」
「それは野党も日本という国の安全と将来を考えているという前提が必要です。
今の主な野党はほぼ売国奴の集団ですので、そんな連中に権力を持たせる事の方が十分不健全ですよ。
もちろん全員がそうではありませんが、党としての方向性は日本にとって有害ですので。」
「そこまで言い切るか・・・。」
「はい。事実ですので。
さぁ、皆さん、次の選挙こそ与党を勝たせましょうね。日本の未来が賭かっちゃってますから♪」
今さらですが、ここはリンクフリーです。