浜「外国人との共存ということがあり、それを実現する手段として、国籍を持たない人も認めてゆこうということになった。」
ウ「こちらの調べたところでは、
市内の外国人犯罪が増加してるのですけど。」
浜「あ、そうですか。」
ウ「それはご存じありませんか?」
浜「とくに増加という話は聞いていません。」
警察白書H5〜H14参照 http://www.npa.go.jp/hakusyo/
『市内』については後述
ウ「↑を見るとですね、
件数で14.72倍、人員で4.90倍の増加が見受けられます。
韓国はほぼ横ばいですが、標準で高い水準にありますね。
市内のみ、のデータは無かったのですが、外務省のホームページで(以下面倒だから引用)」
外務省 海外交流審議会第3回総会
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/shingikai/koryu/meeting_03_giji.html>調査をした中で言えることは、まず第一に、家族の絆が強いものですから、
>チェーンマイングレーションというぐあいに人類学者は呼んでおりますが、最初、親が日本に来て働いている。
>そうすると、子供を呼ぶ。きょうだいが来ると、きょうだいを呼ぶというような形で、親子で多数の方が日本に来て、
>それがまた何家族かに分かれて、一つの大きな家族集団で住んでいるというケースが
>6割から7割くらいではないかというぐあいに推定されます。
>いわゆる少年犯罪のうち半数以上が日系ブラジル人や何かの日系の方である。
>その犯罪の意味も、日本で言う窃盗だとか万引きだとかというのはブラジルでは犯罪のカテゴリーに入らないんだそうですけれども、そういう議論もあったんですけれども、
>そういうようなことがたくさんございます。
>外人さんといいますと、欧米系の方は、日本に来ても得することばかりが多いようですね。警察官なんかも交通違反でつかまえても、
>バババと言われちゃうと、何も言わないで放免してくれるんだそうで
>通算滞日期間が10年以上という方が41.3%、半分近くは10年以上ということになっているんですね。
ウ「永住者といっても、
日本にいながらブラジル感覚で犯罪を犯す人間ができています。
しかも、永住者の資格取得は難しい物ではありませんし流動的です。
これだけ、問題を起こす確率が高いというデータがそろっているのに、なぜ今回のような物が決まったのでしょう?
外国人の保護には反対しませんが、これは手段としては不適当ではないのでしょうか?」
浜「外国人犯罪の増加と、受験資格の有無の結びつきがわからない。」
ウ「これの実施は、日本国籍でない人間が受験できると言うことです。何故繋がりが無いのかがわかりません。」
浜「外国人犯罪の増加と結びつく所がない。」
ウ「言い方は乱暴ですが、
犯罪を起こす可能性が高いコミュニティを受け入れるという事ではないのでしょうか?」
浜「日本の国としてそういった方に在留資格を与えてるということで、
コミュニティはできるが、それと受験資格はあまり関係が無いと思える。」
ウ「ただの労働力であることと、公職は別なのではないでしょうか?」
浜「それとこれとは別の問題と思える。」
ウ「どう違うのですか?」
浜「受験する資格が有ると言うことであって、受け入れるためではない。
共生しようという考えに基づく物だ。」
ウ「共生しようという考えを
相手が持っていないというのは、私がさっき(外務省)示したとおりですけど。」
浜「先ほどのデータからはその意志は読み取れない。」
ウ「ブラジル人感覚でブラジル人コミュニティで問題を起こしていますよ。」
浜「そういう人もいるが、全体ではない。」
ウ「全体ではありませんが、
高い数字だと言うことは説明しました。」
浜「そのデータは知らなかったが、本件とは結びつかない。」
ウ「あくまでそちらは受験資格者を個々人として見ているのでしょうか?」
浜「
受験資格者は個々人として見る。」
ウ「市が完璧に個々人を管理できるのですか?ただでさえ、犯罪を犯す外国人は多いのに。」
浜「それも含めて、日本社会に適応させるのが役割だと思う。」
外国人労働者の雇用管理のあり方に関する研究会 − 2004年1月21日
報告書 CIATE−国外就労者情報援護センター理事長 二宮 正人
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/01/s0121-1a.html
>地域共生に関わる諸問題。派遣業者の都合によって雇用先が頻繁に変わることによって、
>住まいを一か所に落ち着かせることが出来ないことから生じる、地域住民意識の欠如。
>外国人集住都市会議2001年浜松宣言、日伯比較法及び在日ブラジル人就労者に関する
>2002年サンパウロ・ロンドリーナ宣言。在日ブラジル人による犯罪の増加、不就学、不登校による
>少年の非行の増加等。
ウ「地域住民意識が欠如しているコミュニティと会話はできるのですか?
向こうは
その気がないと言っていますけど。」
浜「あくまでそれは個人だ。我々はコミュニケーションの努力をしているし、これはその発展系だ。」
ウ「つまり、地域住人であるという意識を持たせるということでしょうか?」
浜「そうだ。」
ウ「それと国籍条項撤廃は繋がらないのではありませんか?」
浜「市政に参加するということで、一職員としての道を用意するということだ。」
ウ「市は個々人にそういう意識を持たせるよりも、コミュニティ全体への働きかけを優先すべきではないでしょうか?」
浜「それもやっている。」
ウ「それは承知していますけど、効果が上がっていません。
むしろ悪化しています。なのに何故さらに規制緩和するのでしょうか?」
浜「そこが結びつかない。」
ウ「
外国人の為に日本人が努力しろとしか聞こえないのです。
本来は外国人が日本にとけ込もうと努力する物ではないでしょうか。」
浜「うーん…」
ウ「犯罪は当たり前、地域住民の意識がなく、コミュニティ内で生きている。
そういった対象に対して、今回のアプローチは適当ではないのでは?」
浜「それは全員ではない。受験し選考された人間なら大丈夫である。」
ウ「個であるからといって、集団としての傾向は無視できません。
また、一つ許せば必ず次ぎの権利を求めてくるものですし。その危険性は統計から明らかでしょう。
市のフィルタだけで安全性は確保できるのでしょうか?」
浜「それは否定できないが
最大限努力する。これは機会の平等を約束するものだ。」
ウ「
日本人と外国人の機会が平等という時点でおかしいのではありませんか?」
浜「それは考えの違いだ。こちらは共生という考えに基づく。」
ウ「先も言いましたが、彼らは義務を遂行できていません。義務なくして権利を与えるのはおかしいでしょう。
また
全部じゃないから良いじゃないかという考えで市政を行ってもらっては困ります。
物事は基本的に集団で扱われるのが社会でしょう?」
浜「そういう現実があっても、適格者を採用することに問題はない。」
ウ「こちらの言い分が現実にそっているとは認めていただけるのですか?」
浜「こちらは犯罪等のデータは調べていないが、適格者の採用には問題ない。」
ウ「対象となる物の実体も調査しないでに行ったということですか?」
浜「コミュニティに対する調査はしてない。あくまで対象は個々だ。」
ウ「永住者というくくりで緩和はしたが、それに関して十分な調査はしてないということで間違いありませんか?」
浜「本件に関しては考慮されていなかった。」
ウ「対象の調査は最初にやるべき事ではないでしょうか?」
浜「必ずしもそうではない。」
ウ「対象の実体に対し、効果的な対応を考えるのが普通ではありませんか?」
浜「問題が出ている部分もあるが、それは別に啓蒙活動をしている。」
ウ「その啓蒙活動が実を結んでいないのですが・・・。」
浜「努力は継続する。また、そのコミュニティの向く方向は個人へ影響しない。」
ウ「市の言い分は
『対象がどんな物かわからないが、市がちゃんと選ぶから大丈夫』としか聞こえません。」
浜「個人として採用していくという事だ。」
ウ「それは現実的ではありません。」
浜「色々な考えがある。対象を調査してないのは事実だが、関係ないと思っている。」
ウ「全体がどうであろうと、市の選定は問題無いということでしょうか?」
浜「そうだ」
ウ「仮に問題が起こった場合、
外国人を雇ったという事自体が問題になりませんか?」
浜「ならない。考え方の違いだ。」
ウ「外国人犯罪の発生率は日本人より高いのです。それは個々人でのリスクも高いと言うことではないでしょうか?」
浜「データに基づく傾向はあるだろう。だがそれと門戸を広げることは無関係だ。」
ウ「面接で身辺調査までやるわけではないですよね。」
浜「やらない。」
ウ「(・・・・・。)
その門をくぐった人間がどれだけの確率で悪事をするかは、私が出した統計以上のデータがあるのでしょうか?」
浜「関係ない。個々の問題だ。」
ウ「個々がコミュニティとまったく無関係であるか、個々を完全にフィルタリングできるのですか?」
浜「言っているとおりだ。それ以上は回答できない。」
〜幕間〜
ウ「緩和されたら規制は難しいから
最初からリスクを減らしましょうと言っているのですが
"市はこう思うから決定〜"ばかりで、論拠がありませんね・・・。」
浜「問題が起こった前例が無いからケンチャナヨ」
〜幕間〜
ウ「市の見解は
地域住民として彼らにも参加の機会を与えましょう。
調査はしていませんが、市が選定するから問題ありません。
また、問題が起こった場合も、初期の調査不足とは関係ない・・・という事でよろしいのでしょうか?」
浜「そうだ」
ウ「対象がどうであれ、
自分たちが選定するから大丈夫ということで間違いないのでしょうか?」
浜「そうだ。」
ウ「すべては個の問題として、全体は見ないと?」
浜「この場合は見ない。コミュニティと個々人は全く関係ない。」
ウ「外国人犯罪発生率が高いのも考慮の外であると?」
浜「それを調べる必要があるとは思えなかった。」
ウ「面接だけで選定できると?」
浜「日本人とおなじ篩いで選定をかける。」
ウ「日本人とおなじ基準で選べば問題ないという事でしょうか?」
浜「市の見解はそうだ。」
ウ「市は事前の調査を怠っているのではありませんか。
現在の事が不明瞭なのに、未来のビジョンが見えるものなのですか?」
浜「繋がりがわからない。」
ウ「外国人問題解決の為に本件を策定しました。ところが、外国人問題に対しての調査は行われていません。
実体の調査をせずに解決策が出せるのですか?」
浜「意見としてはわかったが、市としては…」
浜「集団としてみた場合に問題があっても、個々には関係ない。」
ウ「権利を与える対象は集団です。」
浜「そうも言えるが、採用されるのは個人だ。」
浜「労働者と公務員の影響力が違うという主張がわからない。」
ウ「そう思う方がおかしくありませんか?」
浜「そうは思わない。」
ウ「なら、何故最初に国籍条項が付いていたのでしょうか?」
浜「当然の法理に準じたのだろう。」
ウ「ならばそれに準じた理由があるはずですよね。」
浜「だが、それは全てではないという流れになってきた。」
ウ「それは認めます。」
浜「その考えに沿って変更した。」
ウ「その考えに根拠がありません。そもそも実体を調査していないのでしょう?」
浜「
実体を考慮しないという方針だ。」
ウ「その理由は?」
浜「必要性がない。」
ウ「こちらの意見を聞く必要は無いと言うことですか?」
浜「そんなことはない。」
ウ「回答が無ければ同じです。
考えが違うとしか答えてもらっていません。」
浜「どうあれ、今回の決定は覆されない。これ以上は答える必要がない。」
ウ「(これまでのやりとりを)ネットに上げて良いでしょうか?」
浜「市の決定で間違いはない。音声は困るがテキスト化は問題ない。」