「次のお題はこちらです。」
エンド・オブ・ザ・ワールド 2000/米・豪
「題名にザ・ワールドとありますが、
某クイズ番組や人間を止めて吸血鬼になった方とは関係ありません。念のため。」
「んなの、言われなくても解るって。」
「さて、この映画ですが舞台となる世界は世紀末・・・世紀末と言っても
解散してしまった某ロックバンドやお馬さんに乗った世紀末覇者は出てきません。一応、念のため。」
「だから、解るってば。」
「さて、いつも通りストーリーを簡単に説明してみましょう。」
核戦争が勃発
↓
放射能によって地球が汚染
↓
北半球はほぼ壊滅し残ったのはオーストラリア
↓
このままでは人類滅亡
↓
北の方から通信が送られてきた。
↓
もしかしたら、北のどこかに人が住める場所があるのかも・・・
↓
ジャカジャ〜ン!
「と、まぁこんな感じですね。
某漫画みたいに「ひゃ〜はっはっは!汚物は消毒だぁ〜!」とか
「おい、貴様!俺の名前を言ってみろぉ!」とか言っていられる能天気な世界では無い様です。」
「能天気っておい。」
「さて、この映画の最大の敵は放射能です。
ジワジワと迫りくる放射能という敵に対し、人間がいかに無力であるか・・・そのあたりの表現が中々かと思います。
さすが、トキの寿命を縮めただけの事はありますね。」
「だから、そうやって話を混ぜるんじゃないっての。」
「あまり話してしまうとネタバレになってしまうので止めておきますが、色々と考えさせられる映画です。
これまで紹介してきた映画はB級の笑える映画でしたが、この映画には笑える部分はごく僅かしかありません。
それだけ、真面目な映画なんです。」
「真面目とか言っておきながら笑える部分ってあんの?」
「それはまぁ・・・死んだ人間なのにまぶたがピクピク動いてたりとか、
放射能で汚染された世界なのに、植物が元気に生い茂ってたりとか・・・放射能ってそんなものなんでしたっけ?
大雑把な面というのはアメリカ映画に多く散見されるので、珍しい話ではありませんが・・・さすが肉食メインの国ですね。
どうしてあそこまで適当なんでしょうね。」
「いや、あたしに聞かれても困るし。」
「・・・あまり話すと物語の展開がバレてしまうのでこの辺で止めておきます。
この映画の見所は次の通りでしょうか。」
エンド・オブ・ザ・ワールド 2000/米・豪
クリムゾンタイド度 ★☆☆☆☆
ヒロインの尻軽度
★★★★☆
地球の終わり度 ★★★★★
「つーか、いつも通り参考にすらなってないじゃん。」
「そうでしょうか?立派なB級映画だと解っていただければ問題は無いかと・・・」
「だから、それすら解らないって言ってんの。」
「見てください!」
「あんた壊れすぎ・・・。」