バイオ・ディザスター 2000/米
「あんた、自分の存在意義に疑問を感じたりしない?なんで私らがこんな下らない事を・・・」
「それこそ、存在理由の崩壊に繋がるわ。細かい事は気にしない気にしない。」
「おいおい・・・」
「とりあえず、映画の話に戻しましょう。
このバイオ・ディザスターというありきたりな名前からも解るとおり、この作品は文句なしのB級映画です。
ストーリーを簡単に説明しましょう。」
主人公が家に帰るとなぜか家族が死亡
↓
いきなり舞台が数年後
↓
ある施設で事故が発生
↓
施設事故の生存者が故郷に帰省
しかしその生存者は得体の知れない菌に冒されている
↓
その菌を宿した保菌者に触ると短時間で死に至る
↓
ジャカジャ〜ン!
「と・・・まぁ、こんな感じです。」
「ワケが解らないって・・・説明になってないよ。」
「この映画の見所はずばり、逃亡する保菌者です。
研究所を解雇になり、得体の知れない菌に冒されると言う逆境にありながら全く同情できません。
元を正せば、このDQNが研究所を首になった事に腹を立て逆上した事が研究所の事故にも繋がっているのです。
言わば、自業自得♪」
「何を嬉しそうに・・・」
「で、家族に会いたいという一心で故郷に帰ろうというのですがそこはDQN、
歩く生物化学兵器と化した彼は菌を撒き散らしながら帰ります。
しかし、この菌には一つ救いがあるのです。それは・・・接触感染しかしないというものです。
つまり、保菌者の身体に障らなければ感染しないという、ある意味対処の方法がある菌なのです。」
「対処法があるんなら問題ないんじゃない?」
「でも、そこはそれ。誰かに感染しなければ映画が面白くなりません。
咳き込みながら彼は故郷へ帰ろうとするのですが、その驚異的な殺傷力を持つ菌は無辜の市民を犠牲にしていきます。
まぁ、予算の都合か数えるほどの人にしか感染してないんですけどね。」
「予算の都合って、をい・・・。」
「家族に会いたいという事しか頭の中に無い彼ですが、当の家族とはうまくいっていないのか会うのを拒まれます。
そして、触った人触った人が死んでいくという状況を目の当たりにする事でさすがに俺ヤバくない?と自覚します。」
「主人公なのにそんなに悲惨なの?」
「その人は主人公じゃありませんよ。主人公は国連かどこかの人間と言う事になってます。つまり・・・」
主人公・国連の人間で保菌者を救うために追う
保菌者・菌を撒き散らすDQN
ヒロインA・どこかの組織の人(主人公に好意を寄せる)
ヒロインB・主人公の部下(主人公に好意を寄せるも実らず)
「こういう人間関係です。後は、菌を軍事に利用しようとするありがちな黒幕みたいな人がいたりとかしますけど・・・
あまり記憶に無いので省略します。」
「ちゃんと調べてから話しなさいっての。」
「グーグルの神様に聞いてもヒットしないんです。正直、ここまでマイナーな映画だとは思いませんでした。」
「で、面白いの?」
「問題の保菌者ですが、家族(息子)に会うために故郷へ帰ってきたものの、奥さんに拒絶されます。
体調の変化にも気付いた彼はある驚くべき行動に移ります。」
「驚くべきって・・・どっかのTVじゃあるまいし。」
「彼は潜水艦のラジコンを購入すると、
そのラジコンに自分の血液の入ったビンを詰めダムに放流しました。」
「はい?脈絡無さすぎじゃないの?」
「そーいうストーリーだから仕方ありません。主人公もその保菌者を救うために後を追ってきたのですが、その保菌者はあろう事か・・・」
息子に会わせろ!
でないと潜水艦(ラジコン)を爆破する!
「と、いきなり筋違いな脅迫を始めます。潜水艦(ラジコン)が爆発すれば内臓した彼の血液の入ったビンも破裂。
そうなれば、ダムに彼の血液がばら撒かれバイオハザードとなります。当然、犠牲者が鼠算式に増えていく事でしょう。
そんな事態になれば当然、予算的にも手に負えなくなってしまいます。」
「だから、そーいう事を言うんじゃないって。」
「雪の降り積もる北欧、結局彼の要求どおり息子が登場するのですが・・・
主人公の説得も実らず、意固地になった保菌者は射殺されました。」
「さっぱりワケがわかんないんだけど。」
「先程話した保菌者の菌を軍事的に利用しようとする黒幕の差し金です。
最終的にDQNの保菌者は救われないまま死んでいくわけですが・・・」
「なんつーか、盛り上がりに欠ける映画だな。」
「一応、主人公のラブロマンスがあったり、家族の死の真相の話もあったり、銃撃戦みたいなのもあったりしますが
基本的に予算不足がうかがえるので派手なシーンはありません。
全体的に画面も暗いですし、本当にアメリカ映画なのかと思いたくなるくらいの出来なのですが・・・
味があるので個人的にはオススメかな・・・と。
あくまで個人的感想なので「つまらないぞ(゚Д゚)ゴルァ」というツッコミは無しでお願いします。
あと一つ、その保菌者はロボコップの中の人だそうです。ネットで知るまで全然気付きませんでした。」
「ところで、問題の潜水艦はどうなったのよ?」
「それは映画を見てのお楽しみと言う事で。」
「別に楽しみじゃないし・・・」
バイオ・ディザスター 2000/米
保菌者のDQN度 ★★★★★
予算の少なさ
★★★★☆
B級映画度 ★★★★☆
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