「次のお題はこちらです。」
アステロイド/最終衝撃 1997/米
「この映画は当時流行ったパニック映画の一つです。もともとTV映画なんだそうですけど。」
「で、面白いの?」
「はぁ、なんていうか・・・駄目。」
「はぁ?」
「とりあえず、ストーリーを説明しましょう。」
地球に隕石が接近
↓
割とトントン拍子で隕石迎撃
↓
隕石迎撃が不完全だったため、破片が地球に落下
↓
ジャカジャ〜ン!
「と・・・まぁ、ありがちな映画ですよね。
同時期に公開されたアルマゲドンやインディペンデンス・デイと似たようなテイストな訳です。」
「それ、褒めんてんの?」
「さっきも言いましたけど・・・なんていうか駄目。
何がと言われると困ってしまうのですが、とにかく駄目なんです。」
「だから何が駄目かって聞いてんの。」
「う〜ん、見たのが随分前なので詳しくは思い出せませんが
特撮が駄目、人間ドラマが中途半端、ストーリーが盛り上がらない、
クライマックスが解らない、主人公がワガママなど色々・・・
あらゆる意味で駄目なんです。」
「駄目じゃん。」
「だから、駄目だと言ったじゃないですか。
そもそも、隕石の迎撃を戦闘機のレーザーであっさり完遂した時点で( ゚д゚)ポカーンと思い始めたんですけど・・・
惰性で見続けたんですが、やっぱり駄目でした。
一番の見せ場と思われる隕石の衝突シーンも、なんて言うか・・・
隕石の影響でトレーラーが横転したりとか隕石がダムや大都市に衝突したりとかしてたんですけど
特撮だろ、コレ。と小学生にもツッコミを入れられそうなほど陳腐造りが甘くて・・・脱力してしまいましたよ。」
「あんた、穿った見かたしてんじゃない?いつも通り予算が少なかったのかもしんないし・・・」
「別の番組でこの映画の話がされてたのですが、予算は日本円で百億円くらい投じられていたはずです。
その番組の中で監督さんや特撮スタッフのインタビューがされてたんですが・・・
誰もかれも自画自賛してばかりで・・・なんていうか駄目。」
「あんた、ちっとも褒めてないじゃん。いくらなんでも辛口過ぎじゃない?」
「・・・私は感想を述べているだけです。一応の評価としてはこんな感じかと。」
アステロイド/最終衝撃 1997/米
特撮の質 ★★☆☆☆
予算 ★★★★★
自画自賛度 ★★★★☆
「エイリアン2のヒックス伍長役の人が出てたので期待したんですけどね。
役者を生かすも殺すも脚本と監督次第という事でしょう。」
「結局、作品についてはちっとも褒めてないわけか。」
「どこをどう褒めろというのですか?無理難題を言わないで下さい。」
「おいおい・・・」
戻る